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植田正治写真美術館

植田正治写真美術館

こんにちは!

昨年の初夏に訪れた美術館をシェアです。

この建築物、シェアしたかったのですがなかなか綴る機会がなく延び延びになっておりました。

今回は鳥取県にある植田正治写真美術館へ行ってまいりました。

関西からだと距離がかなりあったのですが大山をも建築の意匠に混ぜ込んだこの建築を見てみたく、足を運んでみました。

建築家は高松伸さん。

田園風景が続く中に突如現れたコンクリート打ちっ放しの建物はインパクト抜群でした。

この美術館も、外観が凸凹していて多くの直線とカーブが積層からかなり無機質なイメージ。

植田さんの1939年の作品である「少女四態」がモチーフとも言われているそうです。

美術館によく足を運んでいますが、入場チケットに建築物がデザインされているものは初めて!!

ほとんど車も通らないような静かな空間も相まって、無機質な空間の時が止まっているかのような印象。

写真美術館ということもあってか、まるでカメラの画角に収められたように見える大山。

大山が建築意匠に取り組まれてる、、、!を実感した景色でした。

スリットのような廊下部分はガラス張りになっていて、その間から大山を望むことができました。間には水面が張られ逆さ大山も。(この日は残念ながらみれず、、、)

ガラス、水面、空、四方を囲んでいる素材に透明感があることで閉塞感がある空間にいながらも自然の迫力を直で感じることができました。

個人的に高松伸さんは宇宙船だとかSFファンタジーのような建築イメージがあり、今回は階段手摺のディティールに高松さん味を感じるデザインが、、、

なんだか宇宙船っぽいなあと思いながら階段を上っておりました。

カタチが不思議すぎて、雨が降ったら雨水はどこに流れるんだろうと考えたり、夕方になると日の入り方はどう変わるんだろうと想像したり。

窓が多い美術館だからこそイメージが膨らむ内容が盛りだくさん。

建物を出たときの時間の経過に驚いたのを覚えています、、、時間を忘れて過ごせるような空間づくり素敵ですね。

また、定期的に綴れたらいいなと思います。

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