建築レポ/大阪編②
みなさんこんにちは。
前回の大阪編の続きとなります。今回は、大阪府立中之島図書館について。
大阪府立中之島図書館
1904年に建てられたこの図書館は、ギリシャ・ローマの神殿建築様式である新古典主義の代表的建築といわれています。
コリント式の巨大な円柱と梁、それに支えられた三角形のペディメント、ふんだんに添えられたアカンサスをモチーフにした文様が印象的な建物です。

中に入ると、美しいカーブを描く円形ドームの中央ホールは教会を思わせる造りとなっていました。
ほんとに図書館・・・?と思ったのが第一印象。
また、ドームを見上げる吹き抜けの空間には大階段がシンボルのように配置され、明かり採りのために穿たれた円形窓から、ステンドグラス越しに柔らかな光が注ぎ込んでいます。

三階は壁に沿って回廊が巡りドームを堪能できるようになっていました。
三階の記念室は、明治・大正期の調度やしつらいが残っています。
均整のとれた半円の扇窓がひときわ印象的で、まるで時計のようにも見え・・・
扇窓にはめ込まれたガラス越しに見る景色のわずかなゆがみが、建物の歴史をより一層感じれました。

カメラ撮影が好きな私にはシャッターを押す手が止まらない一日でした。
週明けに社内スタッフで、これはこう感じた~とか共有できるのがなお良い環境だなあと実感しております。
次回もお楽しみに!