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京都府立陶板名画の庭

本日のクラップ散歩は「京都府立陶板名画の庭」です。

竣工は1994年で設計は安藤忠雄氏。
世界初の『陶板画』を野外に展示する美術館として開館されました。

陶板画とは、陶板に絵画を転写させたレプリカ画のことですが
オリジナルに忠実な色を再現しつつ、千年経過しても変色・腐食しないといわれ、
名画の保存技術として高く注目されています。

地下鉄の駅を降りたところに突如現れる、本美術館。
道路を挟んで反対側はショップなどが並び、賑やかなこの通りで
植物園に続く広い空を見ているとまさかその下に美術館があるなんて、、、!

さて、こちらが入館口。

奥に見える植物園の森が安藤忠雄氏のコンクリート建築を一層引き立てます。
まずはこの自然と人工物とのギャップに心を打たれました。

 

 

廊下を進むと途中には打ち放しの大壁に
一本一本異なる角度で突き刺さる大梁が。
どういう意図なんだろう、、、?と思いながら進むと
建築物によって生み出された影と、名画が重なり合っているのを発見。

なるほど、晴れた日には太陽による陰影を楽しむことができるのですね。
有名絵画に違った魅力がプラスされ美しかった、、、!

美術館といえば、安定した照明のもと、壁に沿って進んでいくものと思っていましたが、
こちらの美術館は絵画鑑賞だけでなく、床や壁、滝の音、太陽までもを巻き込んで
建築士の意図どおり、無意識のうちに建築物ごと鑑賞していました。

 

 

さて、本建築を見学して印象強く感じたのは『地中美術館』の存在。
自然光を間接照明のように見立てた構造や、水やガラスの使い方、鋭利な角度のフロアなど。
陶板名画の庭の竣工が1994年で地中美術館はその10年後の2004年に竣工されていることから
10年後の計画を見据えて、この美術館を建てたのではないかと感じます。

展示スペースは天井がないはずなのに閉塞感があり、通りの喧騒が一切気になりません。
これらは建築物の効果であり、[館]として囲いを作らなくてもこういった空間が成立することに驚き、
[庭]という名前がついている所以を体感することができました。

 

世界中の名画とともに安藤忠雄氏建築が凝縮された空間の入館料が100円とは安すぎます、、、!
現在はコロナウイルスの影響で休館していますが、再開した際には是非足を運んでみてください^^

 

 

 

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