大理石のあれこれ
大理石のあれこれ
皆さん、こんにちは!
本日は、大理石についてご紹介!
建材で利用される際にぜひ参考にしてみてくださいね!

まず、大理石とは石灰石が変成して作られた石材です。
大理というのは現在の中国雲南省に位置する地域から由来が!
現在はほとんどが、イタリア、スペイン、ギリシャ、フィリピンなどからの輸入が多いです。
含まれている炭酸カルシウムの比率が高いほどに白色で
不純物が多い場合は灰色や茶色、黒色となっています。

大理石を利用するメリット
・石の中では軟らかく、加工しやすい
・磨くと光沢が出て他の壁材にはない高級感がある
・模様や色調が天然の石のため同じ模様がない
・汚れが付きにくい
・時間の経過で劣化しにくい
・ひんやりとしているのも、日本の夏の高温多湿に適している
木材に比べて汚れが付きづらい点や、高級感を出すにはうってつけの建材ですね!
デメリットは・・・
・大理石そのものが値段が高い(通常の石材の倍の値段はします・・・)
・耐久性は弱い(ひびが入ったり・・・)
・屋外で酸性雨にさらされると、長くても1年ほどで艶を失う
※基本的に屋内の水のかからない所に適しています。
・雪国のように冬に冷える地域ではあまり適さない
大理石は壁紙と同じように、薄くカットして貼り付けていきます。
約10~15mmくらいの厚みがあります。
※通常のタイルより分厚いイメージです
天然の大理石では金額が厳しい・・・そんな方には人工大理石と大理石タイルがオススメです!

人工大理石とは
アクリル樹脂やポリエステル樹脂を使っている「大理石風」の素材です。
実は、人工大理石には大理石の成分は使われていません。
※大理石の成分が入っている場合は「人造大理石」と呼ばれます。
混同しないように気をつけてくださいね。
・大理石の雰囲気に近いものから、色や柄有りなど豊富な種類がある
・加工性の良さやコスト面ではとても優れた素材
・キッチンの天板や、お風呂の浴槽などにおおく使われている
・酸性やアルカリ性の物質には強いものの、天然大理石より柔らかく傷つきやすい
・天然大理石と比べると高級感は劣ってしまう
大理石調タイルとは
大理石の代用品としてよく使われるのが大理石調タイルです。
磨きタイルとも呼ばれ、大理石と見分けがつかないくらい上質なタイルも!
床材として使われることも多いですが、もちろん壁にも使うことができますよ。
・大理石よりも表面が固いため、キズがつきにくく光沢が長持ちする
・水を吸いにくいため汚れの心配が少なく、経年劣化しにくい
・柄や模様を人工的に作るため、大理石より安定
・壁に使う場合には1枚板ではないため、高級感という点では天然の大理石にはやや劣る
コストダウンのためには・・・
上記2点でコストを抑えられるとはいえ、
人工大理石も大理石調タイルも「壁紙」と比べると安価とは言えません。
予算は最低限にしたいけど、やっぱり大理石の雰囲気を出したいという方は、
「大理石風の壁紙」もご検討していただけるかと思います。
あくまで風なので、艶感などは難しいですが、
クロスが変わるだけで見栄えの変化はお楽しみいただけるかと!
用途や予算によって、使用する大理石の建材を探されてみてはいかがでしょうか。