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吉野桧 無地カウンター材

東山区の八坂で町家改装中の日本料理店に設置するカウンター材を求めて奈良県吉野に行ってきました。当日は冷たい小雨の降る寒い日でしたが、どんな材と出会えるかというワクワク感が大きく、気になりません(さすがに山の中は冷えました、、、)材料探しで奈良は2回目、兵庫にも行ったことを含めると、延べ10枚以上のカウンターを見てきました。

長さ5m超/厚100mm超。きれいな中杢の木目が上品な雰囲気を漂わせていてイメージ通りです。これで決まり。貴重な材料を出来るだけ有効に使えるように、これからカウンター廻りの寸法調整を行います。

一枚ものカウンターは設置後の割れを防ぐため、丸太から製材した後に数年間寝かして十分に乾燥をさせます。このような無節(無地)のものは丸太中心から少しずらした箇所を切り出すので、写真の太さの丸太でも幅500mmの無地材を取るにはまだ細いくらいなのです。

樹齢の長い太い木材が近年減りつつありらしく、このような材料は今後ますます貴重になってきていくようです。(大きな丸太を見ると、先人が枝打ちをしながら太く長く育て残してくれた遺産を我々が利用させて頂いているという気持ちになります。)

内装に使用する桧錆丸太も多くのものの中から色・模様のイメージのあうものを選べました。今回の材料がどのようにお店の中を彩ってくれるか今から楽しみです。

 

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