パースで実証!ベースカラーでテイストの土台作り
本日は、空間の印象付けに最も重要ともいえる、色彩計画についてお話したいと思います。
色彩計画とは、空間の使用目的や条件に沿って色彩を配分することで、間取りが決まったら空間の性質に合った色を想定し、部屋を構成する要素(床、壁、天井、家具など)の色を計画していきます。
ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラー
空間の色彩計画は【基調色】【配合色】【強調色】三段階で色をとらえて計画するのが一般的です。
基調色(ベースカラー)
床、壁、天井など大面積を占める部分に用いる色で、各部屋のインテリアイメージのベースになります。壁や天井には一般的に高明度、低彩度の色が選ばれます。
配合色(アソートカラー)
カーテンや家具など中面積を占める部分に使われる色で、ベースカラーの特性を高めたり、変化をつけたりするための色です。
強調色(アクセントカラー)
クッションやテーブルクロス、絵など小面積に用いる色で、ベースカラーの秩序感に対して、目立つ変化を加えるための色です。
本日はベースカラーでどれだけお部屋のイメージがか変わるのかをパースを用いて実験してみようと思います。
アメリカンテイスト
開拓時代のログハウスをイメージ
木材をたっぷりと使った温かみのある空間となります。
家具は武骨でダイナミックなものがあっても素敵ですね。
北欧テイスト
城を基調にくすみ系の差し色を入れた、シンプルで直線的なデザイン。
日照時間が少ない地域で、いかに家の中を快適に暮らすか、ということを考えられたインテリアスタイルです。
合わせたい家具はやはり北欧も名作家具ですが、ポップなカラーを合わせてもまとまるのが北欧インテリアの不思議、、、!包容力のあるスタイルです。
南欧テイスト
フランス・プロヴァンス地方を代表とする南欧スタイル。
白い漆喰の壁は強い日差しを冬の寒風を防ぐために用いられたそう。
ゆったりとした雰囲気ですのでソファの座面の広さなどにも気を付けましょう。
アフリカンテイスト
アフリカの民族住居をイメージしたアフリカンスタイル。暑さをしのぐための白壁や無垢材、独特な原色遣いが特徴です。
アラベスクなどの幾何学模様を多用するのも特徴のひとつ。とてもパワフルな印象です。
アジアンテイスト
まるで木陰にいるかのような落ち着く空間でありながら、リゾート地のような非日常が特徴のテイストです。
キーワードは【風】。風の通るような開放的なレイアウト、タペストリや吊りカーテンなどを動きのあるものを取り入れても良いかと思います。
同じ部屋でもベースカラーを変えるだけでこんなにも印象が変わります。
壁紙や床材を「なんとなく」で選んでしまうのはもったいないですよ、、、!!
弊社ではパース作成もスピーディーに対応いたします。
こだわりの空間づくりのサポート体制を整えてお客様をお待ちしております!