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木材に「表情」をつける

皆さんこんにちは!

本日は木材のなぐり加工についてお話しできたらなと思います。

京都はザ日本のイメージ!の連想から木を生かしたデザインを。。。というお話をよくお打ち合わせでもうかがいます。

木の表面って単調な面なイメージがありませんか?

実は、木の表面に「なぐり加工」を施すことで印象を大きく変えることができます。

なぐり加工って何だろう、と思われた方もいるはず。

なぐり加工というのは、無垢材に伝統的な表現加工技法のことをいい、木材の表面に表情をつける技法のことです。

ざっと有名な加工方法をご紹介!

【スプーンカット】

スプーンですくったような丸みのある柄。個人的に比較的多く見かけます。

【ナイフカット】

直線的で幾何学的な柄が印象的。

【ツキノミ】

ツキノミという金具を用いて木目方向に直行するように細かく削る柄、下記手書きによるイメージです、参考までに!

【キッコウ】

亀の甲羅の形に似ていることからこの名前が付けられました、六角形の模様が印象的。

【チョウナ】

刃先がまっすぐな形状の伝統的な手斧を用いた柄。こちらもイメージです!

【ヤバネ】

斜めの方向、弓の弦にあてがう先端のような形の柄、着物でも似た雰囲気の柄を見かける気がします。

ほかにも種類は様々!

素材感を感じるために床材にすることも多いようです。確かに導入しやすい位置ですね。

個人的にはアクセントの壁としてピンライトとかスポットライトを当てて凹凸感を照明でより視覚的に見せたいなあと考えたり、、、

床材に使用するなら、丸みのあって歩き心地の良いスプーンカットやキッコウなどがおすすめです。

一部分にインパクトが欲しい方は、凹凸が良く目立つツキノミであったり、ナイフカット、、、

チョウナやヤバネなど直線的なラインは格式の高さの印象も感じられますし、用途によって形を変えてみてもいいですね!

木材の表情の可能性にワクワクします!

それではまた次回!

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